こんにちは、たにしんです。
最近、メンタルを壊してしまう人が増えてきている気がします。
私の友人もメンタルを壊して、精神科のクリニックにお世話になり、結局勤めていた職場を退職したりといったこともありました。
自分の家族にも、うつ状態と診断されて1ヶ月仕事に行けなくなったものもいます。
現在、私は両立支援コーディネーター研修というものを受けているのですが、その中で出てきたデータによると、「生涯に精神疾患や気分障害などを理由に休職する人の割合は約25%いる」そうです。
25%といえば4人に1人ということになります。
正直、そんなに多いとは思っていませんでした。
つまり、世の中において、メンタルを壊すということは、ごく普通にありえる話で、決して他人事ではないということです。
私の友人や家族の話を聞いた中で、メンタルを壊す要因になったと思われる共通点がありました。
それをTop1として紹介します。
何かというと、自分がコントロールできる範囲外(特に他人の言動)のことを気にし過ぎてしまうということです。
特に、私の周りの当事者は、自分の上司であったり、同僚であったりの言動に振り回された結果、メンタルを壊してしまった感がありました。
メンタルを壊した当事者も、病んでいた当時を振り返ると「そんなに気にしなくてもいいことなのに、あのときはずっと考え続けていた」と言っていました。
例えば、上司に言われた「仕事が遅い」という一言であったり、周囲の人の視線が気になり、自分の仕事を見られているのではないかと思い込んでしまったり。
どちらも他人が言ったり、していることなので、自分ではコントロールしようがありません。
例えば、上司の一言についても、自分の仕事を遅いと思うのは上司の主観であって、違う人からみるとそれほど遅くないかもしれません。
もちろん、上司から遅いと言われたら改善する努力は必要だと思います。
しかし、上司の主観はコントロールできないことなので、重要なのは自分がどう受け止めるか、ということになります。
メンタルを壊してしまう人の受け止め方は、すべて自分が悪いと思ったり、自分の人間性を非難されたと感じて思い悩んでしまったりといったことが多いです。
上手な受け止め方は、「あの人(上司)は仕事が遅いと思っているんだな」と、まずは他人事のように少し遠くから受け止めることです。
そして、客観的にみて自分の仕事が遅いかどうかも検討し、必要な対策につなげていく。
これが上手な受け止め方と対処法だと思います。
まずは、他人の主観や言動は、自分がコントロールできないことだということを認識することが大事です。
あとは、コントロールできないことに直面した際に、コントロールできる自分の行動をどのようにするか考えるだけだと、シンプルに考えましょう。
そうすることで、周囲に振り回されてメンタルを壊す確率はぐっと下がると思います。
メンタルを壊すことは、現代病のように言われがちですが、そんな人が減ってくれるのを祈っています。
コメント