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作業療法士が年収600万円を目指す具体的方法3選

副業

こんにちは、たにしん(@tanishin_321)です。

作業療法士として働いているけど、年収が思ったよりも少ない。

働きだしたばかりの頃は年収に大差がなかった友人が、今では一般企業ではるかに高い収入をもらうようになっている。

一人だけの生活を回すには大丈夫だけど、結婚や子育てなんかを考えると、今の年収で何とかなるか心配。

お金の問題を解決するのに、年収600万円くらいは欲しい。

作業療法士として働く人によくある悩みですが、年収600万円を達成するには、働き方にある工夫をしなければいけません。

逆にいうと、工夫をすることで、これまで全然上がらなかった年収が一気に上がった、といったこともあり得ます。

この記事では、年収600万円を目指す具体的方法を5つ紹介します。

年収アップを狙うための基本は、自分の「働く場所」と「働き方」を考えることです。

これから紹介する具体的方法3つは、作業療法士として10年以上働いてきたたにしんが、自分の年収を上げたいと思い続けて情報収集した結果たどり着いた方法です。

年収600万円以下のどんな作業療法士であっても、実践することで年収アップが狙えるので、できそうなことから実践してみてください。

作業療法士で年収600万円は本当に可能か?

結論から言いますと、作業療法士として働いて年収600万円に到達することは可能です。

なぜ可能と言い切れるのかと言えば、実際に年収600万円を超えている作業療法士がいるためです。

平成30年3月に出されている「理学療法士・作業療法士の勤務実態及び働き方の意向等に関する調査」報告書によれば、アンケート調査に参加した9589人(理学療法士も含む)の内、年収600万円以上の人が882人いました。アンケートに回答した人の約9%ですね。

このアンケート結果からは、約10人に1人の割合で600万円以上稼いでいる作業療法士がいると言えます。

ただし、平均的な作業療法士の年収は約430万円程度と、600万円と比べるとかなり低い金額になります。

【参考】
厚生労働省「平成30年賃金構造基本統計調査」によると、作業療法士(理学療法士・言語聴覚士・視能訓練士も含む平均)の平均給与、年収などは以下のようになっています。

平均年齢34.7歳
勤続年数7.3年
月額給与300,000円
年間賞与その他特別給与698,400円
平均年収4,306,800円

※年収の計算は、「きまって支給する現金給与額×12ヶ月+年間賞与その他特別給与額」となります。

当然ですが、平均よりも高い年収を得るためには、それなりの努力と戦略が必要です。

まずは年収600万円をイメージするために、病院勤務などのサラリーマン作業療法士だと、月給はどれくらい必要か考えてみました。

年間のボーナスが月給の4ヵ月分(夏・冬2ヵ月分ずつ)出ると仮定した場合、年収600万円を達成するのに必要な月給は約38万円になります。月38万円×12ヵ月で456万円、ボーナスが年間で152万円になるため、合わせて608万円です。

月給38万円と聞くと、けっこうハードルが高いことがわかります。

では、どうやったら高いハードルである年収600万円を超えられるのか?

次章で解説していきます。

作業療法士が年収600万円に到達するための具体的方法3選

ここからは、たにしんの考える作業療法士が年収600万円に到達するための具体的な方法を解説していきます。

昇給のある職場で成果を出し続け管理職を目指す

1つ目の方法は、しっかり昇給のある職場で、管理職を目指すというものです。

就職する時には、最初の基本給に目がいきがちですが、ゆくゆく平均以上の年収を得ようと思うなら、昇給額もしっかりリサーチしておく必要があります。

昇給額が高い職場で働けば、その分年収600万円に到達できる可能性は高くなります。

昇給額は数千円という人が大半だと思いますが、その数千円が年間でみると、大きな差になってきます。

例えば、5000円昇給した場合、12ヵ月で6万円アップするわけです。

さらに、ボーナスが夏・冬に、それぞれ2ヵ月分ずつ出るとすると、(5000円×2ヵ月)×2回分となり、2万円になります。

つまり、月々のアップと合わせて、年間で8万円アップになります。

単純に毎年同額増えるとすると、5年では8万円×5年で40万円上がるということ。

数千円でもバカにできないですよね。

実際の作業療法士の昇給がどうなっているかというと、平成30年3月に出されている「理学療法士・作業療法士の勤務実態及び働き方の意向等に関する調査」報告書によれば、5年前との年収の変化について、年収が10%以上あがったと回答した割合は約17%。

5%程度あがったと回答した割合は29%でした。

一方で、5年前と年収が変わらないと回答した割合が23%となっており、変化しない人も一定数いることがわかります。

昇給がないということは、その職場からの給料で年収を上げていくことはかなり難しいでしょう。

年収600万円を目指すのであれば、昇給の望める職場への転職を考える必要があるかもしれません。

そして、昇給額と同じように大切なのが、管理職手当です。

作業療法士の年齢階級別の平均年収を見たときに、50歳~59歳でもっとも年収が多く、前の階級からの年収の伸びも大きいことが分かります。

これは、階級が上がり、管理職手当がついていることが大きく影響していると推察されます。

管理職手当の例として、主任手当として5万円つくとしたら、5万円×12ヵ月で月々の給料だけで60万円アップします。

さらに、ボーナスが夏・冬に、それぞれ2ヵ月分ずつ出て、管理職手当ても加算されるとすると、(5万円×2ヵ月)×2回分となり、年間で20万円アップになります。合わせて、年間80万円プラスになるわけです。

課長や部長など、さらに上の管理職になれば、年間でのアップ額も跳ね上がります。大きいですよね。

もちろん、管理職になれば、業務内容も複雑になり、仕事の難易度は上がると思いますが、平均以上の年収600万円を目指すのであれば、必要な努力だと思います。

昇給や管理職手当のしっかりある良い職場を選択して、これらの昇給額が合わさることで、年収600万円を達成することが可能です。

まずは、自分の年収が平均年収のどのあたりに位置するのか、自分の職場の昇給額はどの程度なのか、管理職手当がしっかりあるのか、といったことを調べてみるとよいでしょう。

調べた結果、自分の望む年収に到達できそうにないのであれば、転職も検討しましょう。

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歩合制の職場で仕事量をこなす

2つ目の方法は、歩合制をとっている職場で仕事量をこなすというものです。

作業療法士の職場として、よくある歩合制の職場は、訪問看護ステーションから派遣される訪問リハビリですね。

歩合制をとっている職場の場合、基本給+歩合制度というのが一般的です。

歩合制度の部分で、たくさん稼ぐことができれば、必然的に年収が上がるという構造です。

訪問リハビリの場合、1件につき○○円プラスといった感じです。

例えば、歩合制度が1件につき1200円とすると、1日6件の訪問リハビリで基本給にプラス144000円の歩合給が入ります。

基本給が20万円だったとしたら、歩合給を足して月給は344000円になるイメージです。

訪問リハビリでは移動時間も必要になるので、午前・午後3件ずつで1日6件程度を目安とする事業所が多いですが、回り方によってはもっと多くの件数を達成することも可能です。

イメージとして基本給を20万円にしましたが、この基本給がもっと高い職場や、1件の歩合給がさらに多い職場であれば、こなす件数によっては、年収600万円も可能です。

働く場所にもよりますが、都市部の訪問リハビリの求人では、給料が多くなる傾向があります。

東京23区内の事業所で、29歳入社3年目の作業療法士のモデル年収が555万円というところもありました。

もちろん、それだけの給料が支給されるということは、かなりのハードワークが予想されます。

稼ぐ意欲が高く、体力のある人にとっては、歩合制をとっている職場も検討してみてはいかがでしょうか。

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定時で帰れるホワイトな職場で作業療法士+副業をする

3つ目の方法は、ホワイトな職場で定時に帰って、副業をするというものです。

作業療法士の平均年収を上回る年収600万円を達成するのに、副業はとても有効な手段です。

ネット環境の発達や働き方改革が叫ばれる昨今の風潮も、作業療法士が副業を実行する追い風になっています。

とはいえ、勤めている病院などの施設によっては、残業が多くて副業をする暇がなかったり、副業禁止だったりするところもあると思います。

そのような副業がしづらい職場でも、順調に年収が伸びるのであれば、副業などせずに本業に邁進すればいいのですが、なかなか景気のよいところばかりではありません。

現状に満足せず、副業をして年収を伸ばしたいと思うのであれば、副業が可能な職場への転職も考えるべきです。

作業療法士という専門性がある職種では、副業をするという考えを持つ人が少ないのですが、副業をする方法はかなり多くあります。

作業療法士という専門性を発揮する副業であれば、休日を使って他の事業所でパートとして働いたり、ネット上でリハビリ関係の相談を受けたりといったことも可能です。

作業療法士と無関係の副業であれば、クラウドソーシングを利用することで、文書作成から動画編集まで、多種多様な仕事を見つけることが可能です。

このように、以前に比べれば副業をすることは、格段に簡単になっていると言えます。

実際に副業をする場合、時間をとられたり、副業禁止の職場でバレてしまったりと、ある程度のリスクがありますが、副業を探すことについてはノーリスクです。

副業をしようと思ったら、まずはどういった副業にするのかイメージをして、ネット上でどんな副業があるか探してみましょう。

その上で、自分の働き方にあったものがあれば、実際にやってみることをおすすめします。

注意点としては、他事業所で作業療法士として働くといった副業は、本業の職場にバレやすいことです。

病院などに勤めていると、けっこう就業規則に「副業禁止」と明記されているところがあります。

とはいえ、一般的な病院等に勤めている作業療法士については、副業を理由に法律上罰則があるわけではありません。

たとえ就業規則に副業禁止と明記されていてバレたとしても、大きな問題になることは稀です。

しかし、職場での立場を考えると、就業規則違反は避けた方がよいですし、他事業所が競合する相手だった場合には大きな問題になることもあります。

それらのリスクを考慮すると、まず手をつけるのにおすすめな副業は、ネット上でできる副業です。

年収を上げたいと思っている方は、まずは探してみることからやってみてください。

副業の始め方については、以前に書いた記事があるので参考にしてみてください。

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作業療法士が年収600万円に到達するための最善策

ある程度の期間で年収600万円に到達するための最善策として、歩合制の職場でハードワークをこなすか、ホワイト職場+副業をして年収を上げていくという方法が挙げられます。

どちらの方法にしても、ベースとなる仕事の年収が低すぎると、ほとんど無理ゲーとなります。

作業療法士の平均年収(約430万円)と比較して、自分の年収が低い場合には、まずベースアップのために転職が必須です。

ベースの年収を最適化した上で、ハードワークをこなす自信がある人は、歩合制職場で全力投球。

ハードワークは難しい、もしくは嫌だという人は、ホワイト職場+副業での年収アップを狙いましょう。

どちらの選択肢も年収600万円に到達するには、一定の努力が必要です。

しかし、これらの最善策を実行することで、何も考えずに今の働き方を続けるよりは、ずっと年収を上げやすくなるでしょう。

どちらの方法か迷ったら、最初にやってみてほしいのは、今の職場+副業です。

どんなことでもそうですが、最初の一歩がハードルを高く見せます。

実際に少し副業を探してみて、単発でできる副業があればやってみましょう。

実際に単発ででも副業をやって収入を得られると、「こんな稼ぎ方もできるんだ!」と実感が湧き、副業へのハードルも下がります。

おまけに稼ぐということに関して、視野も広がり一石二鳥です。

ぜひ試してみてください。

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まとめ

  • 作業療法士として働き、年収600万円は可能。
  • 年収600万円に到達するには、一定の努力と戦略が必要。
  • 年収を上げていくには適切な職場選びと副業の合わせ技が最もおすすめ。

年収600万円を目指すにあたり、転職と副業というワードが出てきました。

転職・副業ともに、どちらも探したり考えたりするだけならノーリスクです。

まずは、転職や副業という情報に触れて、できることから実践していきましょう。

そうすることで、必ず年収アップにつながっていきます。

最初にやるべきアクションは、今の職場+副業をやってみることです。

同じ作業療法士として、一緒に年収アップを実現していきましょう。

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