こんにちは、たにしんです。
複業を考える上で、資産運用って大事だと思うんですよね。
資産運用をするときに、絶対関わってくるのが「金融商品」です。
そして、株式投資というと金融商品の代表格。
最近はNISAや積立NISA、iDeCoといった税制優遇制度も出てきて、国も投資を後押ししていますよね。
株式投資とは、良い商品やサービスを提供していると思われる企業や将来性が期待できる企業の株を買って利益を得ようとする投資です。
大きなリターンを期待できる一方で、リスクも大きくなります。
そのため、まだ投資を始めていない人や投資初心者の人には敷居が高く感じるかもしれません。
また、病院で働く作業療法士なんかは、特に株式投資なんて自分とは縁遠いと思っているかもしれませんが、実際は全く縁遠くなく、株式投資は世の中で当然のように行われています。
なので、どのようなものかぜひとも知ってもらいたいと思います。
ただ、投資はリスクを伴うことになるので、株式投資を始めようと思っている人は、まず基本的な株式投資の仕組み、メリット・デメリット、株の選び方をきちんと押さえることが大切です。
私自身は株式投資を始めて7年くらいになりますが、リスクや基本的な情報を押さえた上で株式投資をすることは、とても意味のあることだと思っています。
今回、初心者の人でもわかりやすいように、株式投資の始め方を詳しく解説していこうと思います。
ぜひ、参考にしてみてください。
株式投資とは?
株式投資とは、証券会社を通して株式の売買を行い、売買の差益や投資先企業からの配当金などによって利益を得ようとする投資方法です。
そもそも株式とは、株式会社が事業を運営するための資金を出資してくれた人に発行する証券のこと。
株式を購入して持っている人を「株主」といいます。
株式投資の仕組みについて、詳しくみていきましょう。
株式投資の仕組み
企業が事業を拡大したり新しい事業を始めたりするには、そのための資金が必要です。
資金は銀行から融資として借り受ける方法もありますが、会社が株式を発行して投資家に出資してもらう方法もあります。
銀行からの借入には審査があり、借入金の返済が必要です。
一方で、株式による資金調達は、人々が企業の成長や将来性に“期待して”出資するものであり、企業に返済の義務はありません。
その代わり、投資家である株主は、出資額に応じたさまざまな権利が得られるのです。
主に、売買差益や配当金、株主優待、株主総会での議決権などが得られる権利にあたります。
株式を持つ株主は、自分が株式を持つ企業の業績が好調で株式を購入した時よりも価値が上がった際には、その株式を売却して利益(売買差益)を得ることができます。
ただし利益が出るといった良いことばかりではありません。
企業の業績悪化などを理由に、購入した時よりも株式の価値が下がってしまう可能性もあります。
株式投資では、そういった値下がりリスクを踏まえたうえで、慎重に投資先を選ぶことが必要になります。
株式投資のメリット
株式は運用するうえで、売買差益(キャピタルゲイン)、配当金(インカムゲイン)、株主優待の3つの利益を得られる可能性があります。
売買差益は、購入した株式の価値があがった場合に、売却すると得られる差額の利益です。
配当金は、企業が得た利益を株主に分配するもので、企業によってもらえる金額は異なり、支払われないこともあります。
株主優待というのは、企業が自社の株を保有している株主に向けて、自社商品やサービスなどの「優待品」を贈る制度です。
株主優待は任意の制度なので、株主優待がない企業もあります。
また、株主優待制度は日本の企業に特徴的な制度なので、外国株を購入しても株主優待を受けられることはあまりありません。
これらのメリットの内、配当金と株主優待については、1つ注意点があります。
配当金や株主優待の権利を得たい場合には、それぞれの権利確定日の2営業日前の権利付き最終日までに、企業の株式を保有している必要があります。
権利付き最終日に目当ての株式を保有していなければ、配当金や株主優待のメリットは受けられないということです。注意しましょう。
売買差益(キャピタルゲイン)が得られる
株式は自由に売買することができます。
そのため、自分が購入した時よりも、株価が値上がりしたタイミングで売却すれば、差額の「売買差益」を得ることが可能です。
売買差益は、譲渡益とかキャピタルゲインとも呼ばれます。
例えば10万円で購入した株式が3ヵ月後に15万円になったら、そのタイミングで売却すると差額の5万円(手数料や税金を除く)が売買差益となります。
株価は常に変動しており、株価の上昇により利益が得られる可能性がある一方で、株価が下落するリスクもあります。
当然、株価が下落したタイミングで売却をすると、損失になってしまいます。
売却しなくても、株価が下落すると自分の持つ資産価値が減少することには変わりないので、メリットばかりではないということです。
配当金(インカムゲイン)がもらえる
「配当金」とは、企業の事業運営で出た利益の一部を株主に還元するもので、インカムゲインとも呼ばれます。
一般的に年1~2回ほど、決算後に「1株あたり○○円」という形で支払われ、持っている株数に応じて配当金を受け取ることができます。
しかし、利益が出ていても配当金のない企業もあり、配当金を出す企業でもその額や回数は業績や方針によって異なるため、必ず配当金があるとは限りません。
企業によっては株主優待があるかも
株主優待とは、企業が自社の株を保有している株主に向けて、自社商品やサービスなどの「優待品」を贈る制度です。
よくみられるのは、「自社商品○円分」とか、「優待割引券」とか、「クオカード〇円分」なんていう株主優待もあります。
個人的にですが、自社商品が送られてくる企業の株主優待は、けっこうわくわく感があります。笑
しかし、すべての企業が株主優待を実施しているわけではありません。
また、株主優待を実施している企業でも株主の保有株式数によって優待がなかったり、内容が異なる場合もあります。
悲しいことに、業績次第では株主優待を廃止することもあるので、株主優待を楽しみに株式投資をする場合は、各企業が発表する情報を随時確認しましょう。
株式投資のデメリット
株式投資では、株価の値動き次第で大きな利益を手に入れられる可能性があるなど、メリットがある一方で当然デメリットも存在します。
株式投資を始める際には、輝かしいメリットにのみ目を向けるのではなく、きちんと投資リスクなどのデメリットも理解しておきましょう。
ここからは、株式投資における注意すべきデメリットを解説します。
投資資金の元本は保証されない
株式投資で投資した資金は、預貯金などと違って元本保証がありません。
株式は証券取引所で常に売買されていて、それによって値動きしています。
取引状況は、企業の業績、金利や為替、景気の動向など、さまざまな経済的要因や海外の市場の影響も受けるため、常に株価は変動しています。
値動きにより、購入時よりも自分の保有する株式の株価が安くなることももちろんあります。
購入時よりも安くなれば、当然それは損失になるということを念頭に置き、取引をしていきましょう。
自分の投資した会社が倒産・破産することもある
株式は企業が発行するもので、その実を言えば、発行元の企業を保有する権利に他なりません。
発行元である企業の業績が好調であれば、他の人もその企業の株式を欲しいと思うので、株式を購入する人が増えて株価が上昇しやすく、売買差益も見込めます。
しかし、業績が悪化して売却する人が増えると株価は下がり続け、最悪の場合会社が倒産してしまう可能性もあります。
保有する株式の発行元が倒産するということは、その株式の価値が限りなくゼロに近づくということです。
そして、最悪破産ということになれば、会社の負債総額が資産価値を上回ることになるため、利益が全くない状態となり、結果、株主に還元される資産は完全なゼロになってしまいます。
そういった倒産・破産リスクを踏まえ、株式の購入時だけでなく、保有中も企業の経営状況などを把握しておくことが大切になります。
株式を上場している企業は、必ず決算書を公表することになっています。決算書は、企業の経営状況を示したものです。
また、有価証券報告書なども企業のこれまでの業績や歩みを振り返る書類になるので、機会があれば目を通して、企業の財務状況や収益がどのようになっているかを確認するようにしましょう。
投資金額が比較的高い
株式投資は最低売買単位(単元)が100株と決められており、投資金額が投資信託などと比べて高くなるのが特徴です。
最低売買単位(単元)が100株なので、最低購入金額は【株価(現在値)×100】となります。
例えば、株価が2,000円の場合の最低購入金額は【2000円×100株】で20万円となります(株式のみの購入金額で、手数料などは含めずこの金額)。ここに、必要があれば手数料などがかかってきます。
ちなみに、誰もが知っているトヨタ自動車やセブンイレブンなどで有名なセブン&アイ・HLDGSなんかは、株価が数千円(2022年12月現在)するので、最低購入金額は数十万円になります。
このように、ある程度のまとまった資金が必要になるため、初心者にとっては投資のハードルが高く感じるかもしれません。
小型株といわれる銘柄のように、数万円から購入できる株式もあります。それでも数万円は必要ということを覚えておきましょう。
株式投資の始め方
株式投資を知り、メリット・デメリットも踏まえた上で、株式投資をしてみたいと思ったら、実際には何から始めたら良いのでしょうか。
第一にしなければならないのは、証券会社で株式投資のための口座を開設することです。
ここでは口座を開設する証券会社の選び方や、口座開設の方法、株式の購入方法などを解説します。
今から証券口座を開くならネット証券がオススメ
証券会社には2種類あり、店舗での対面取引で商品を注文する「対面証券」と、インターネットで売買が完了できる「ネット証券」があります。
個人的にオススメなのは、取引手数料が一般的に安く設定されており、パソコンやスマホからいつでもどこでも取引できるネット証券です。
ネット証券を選ぶ際は、以下の点に注意してみてみましょう。
【ネット証券選びのポイント】
- 取引手数料:長期運用を考慮し、なるべく売買手数料が少ない証券会社を選ぶ。
- 取扱商品数:取り扱う金融商品が多いほど、自分に合った銘柄が見つかりやすい。
- ツールの機能性:投資初心者でも操作しやすいWebページやスマホアプリがあると便利。
- サービス内容:情報やサービスの信頼性、ポイント付与など付加価値が得られる大手が安心。
なかでもオススメなのは、ネット証券大手のSBI証券です。私もSBI証券で口座を開設しています。
ネット証券の大手で取扱銘柄が豊富であることはもちろん、各種手数料が最安クラスな点がイチオシポイントです。
さらに最近、こんなニュースも出ていましたね。
ついに無料化とは・・・
また、SBI証券なら三井住友カードの仲介口座経由なら取引に応じてVポイントというポイントも貯められるそうです。
ポイ活をされている方は、見逃せないポイントではないかと思います。
余剰資金を証券口座に入金する
口座開設ができたら、取引用の資金を証券口座に入金しましょう。
しかし、入金前に一つ考えないといけないことがあります。
それはいくら入金して投資資金に使うかということです。
本来生活に必要なお金まで投資に費やして、結局生活を送るのが困難になってしまっては困りますよね。
ここで忘れてはならない投資の鉄則は、必ず余剰資金で行うことです。
余剰資金とは、もし万一失ってしまっても、自分の生活への影響が少ない範囲の資金、ということです。
まずは自分に余剰資金があるか考えてみてください。
例えば、手取り収入が18万円の人がいたとします。
その人が、毎月家賃等も含めて、ギリギリ15万円で生活していたとしたら、手取りの18万円から投資資金5万円を捻出するのは出し過ぎです。
3万円を投資資金に回すことさえ出しすぎかもしれません。
なぜなら、その出した金額は丸々なくなってしまう可能性があるからです。
ギリギリの生活をしている人が、不意に数万円の出費があると大変ですよね。
そんな状態では余剰資金があると言えません。
余剰資金を作る上で、まずは「生活防衛資金」を確保しましょう。
「生活防衛資金」とは、万一のケガや病気などで収入が途絶えてしまうといった緊急時に備えて貯めておくお金のことです。
一般的に生活費の3~6ヵ月分(安全志向の人は12ヵ月分)程度を貯めておくとリスクを軽減できると言われています。
次に、日々の生活費や使い道が決まっている資金を貯蓄として別に分けておきます。
それでも余った、なくなったとしても生活に大きな影響は与えない余剰資金の一部が投資に回せる資金となります。
株式投資は元本保証がないので、自分がどれだけの値下がりリスクに耐えられるかなども考慮し、まずは少額から投資していきましょう。
購入する株式を選ぶ
株式は証券取引所で取引されているので、証券会社を通じて売買をします。
今ではネット環境があれば、スマホ一台で取引が完了させられます。
日本の証券取引所は、東京・名古屋・札幌・福岡にあり、日本最大の株式市場である東京証券取引所には、現在、3つの市場区分があります。
- プライム市場:グローバルな投資家との建設的な対話を中心に据えた企業向けの市場。
- スタンダード市場:公開された市場における投資対象として十分な流動性とガバナンス水準を備えた企業向けの市場
- グロース市場:高い成長可能性を有する企業向けの市場。
(引用:日本取引所グループHPより.https://www.jpx.co.jp/equities/market-restructure/market-segments/index.html)
このように、それぞれの市場のコンセプトには違いがあり、また上場基準も異なります。
それを踏まえたうえで、商品やサービスを選ぶ際にどの市場で上場された株式か確認するのも購入株式を選ぶ上でいいかもしれません。
あとは、なじみのある企業や、自分の投資資金で投資できそうか、自分がその企業を応援したいかといった視点で銘柄を選んでみてください。
ちなみに、投資の神様ウォーレン・バフェットの名言にこんなものがあります。
10年、50年経っても「欲しい!」とみんなが思うものを作っているかどうか…
ウォーレン・バフェットの名言より.
これが私の投資判断の基準です。
長期投資家のバフェットらしい名言ですね。
とにかく市場によい商品を生み出している企業。
自分が心からそう思える企業を探すと投資が楽しくなるかもしれません。
株式を購入する
気になる株式を見つけたら、実際に購入してみましょう。
基本的な株式の購入方法は2つあります。
- 指値(さしね)注文:自分の希望する売買価格を指定して注文する方法。買い注文の場合は株価が指値以下になれば成立し、売り注文は指値以上の株価になった時に成立します。希望価格にならないと売買ができず、わずかな値段の差で売買のチャンスを失う可能性があります。
- 成行(なりゆき)注文:自分の希望する売買価格を指定せずに注文する方法。早く取引を成立させることができる可能性が高い注文方法です。しかし、株価の激しい変動などがあると想定外の価格で売買が成立することもあるので注意が必要です。
売買が成立すると、証券会社から取引約定の通知が来ます。注文内容に間違いがないか確認しましょう。
売買代金は、株式の金額に加えて、証券会社による各種手数料なども加えて清算されます。株式を購入する際には、くれぐれも手数料のチェックを怠らないようにしましょう。
また購入した株式は証券会社の取引口座で管理されますが、その口座管理料を証券会社に支払う場合もあるので、こちらも併せて確認してください。
購入株式の選び方のコツ
実際に株式を購入する際、どのような銘柄を選べば良いのでしょうか。
初めて投資を行うのであれば、なじみのある企業や、少額投資できるもの、もしくは株式保有中に得られる配当金や株主優待などのメリットがあるものから選ぶのがおすすめです。
なじみのある企業を選ぶ
初心者が株式を購入したいと思っても、株式の銘柄が多すぎて、どの銘柄にしたら良いかわかりませんよね。
そんなとき、数ある投資対象の中からあえて知らない企業を選ぶよりも、なじみのある企業や業界から始めてみることをオススメします。
なぜなら、なじみのある企業の方が、その企業の良し悪しを判断しやすいからです。
例えば、まったく知らない名前の金属メーカーの株式を買ったとしても、自分が業界人でなければその企業の良し悪しはわかりにくいです。
でも、なじみのある会社であれば、「最近ワークマンの商品ってすごくクローズアップされているな。もしかして業績いいのかな?」とか、「マクドナルドの新商品はだいたいはずれがなくて、周囲の人もけっこうリピートしている。やっぱりいい企業だな」とか、気づきやすいですよね。
自分が1ユーザーとして、企業が提供している商品やサービスの良し悪しがわかり、情報も手に入れやすいでしょう。
ただし、よく知っている企業でも自分が嫌な対応をされたとか、悪いニュースばかり聞こえてくるとか、そういう企業は避けたほうが無難です。
まずは社会に目を向けて、ニュースや新聞などから情報を得る習慣を身に付けて、徐々に銘柄を判断できるようになりましょう。
少額投資できる株式を選ぶ
株式投資の初心者が、いきなり多額の自己資金を費やすのは危険です。まずは、少ない投資額でリスクを抑えながら、投資知識を身に着けていくことが大事です。
通常、日本株は最低売買単位(単元)が100株です。
そのため、最低購入金額として平均的に数十万円以上のまとまった資金が必要になってきます。
しかし、中には1株あたり数百円の銘柄もあり、そういった銘柄の最低購入金額は数万円程度であるため、比較的少額で株式投資にチャレンジできます。
ただし、少額だからといって、まったく知らないような企業に投資するのはオススメできません。
比較的少額とはいえ、数万円の元手が必要なので、購入する際にはしっかりと調べて、覚悟を持って購入することをオススメします。
株主優待や配当金から購入株式を選ぶ
株式投資のメリットとして、株主優待と配当金が挙げられます。これらの内容を見て銘柄を選ぶ方法もあります。
株主優待と聞くと、私は桐谷さんを思い出してしまいます。
株主優待には食べ物・自社商品・優待券やクオカードなどさまざまな種類があります。自分の生活に合った株主優待のある企業を選ぶと、保有しているだけで楽しみがあります。
もう一つのメリットである配当金。配当金を多く出す企業かどうかを判断するには、「配当利回り」と「配当性向」の2つのキーワードを覚えておきましょう。
- 配当利回り:株価に対して何パーセントの配当が得られるかを示す指標。例えば株価1000円の企業が1株当たり50円の配当金を出せば、配当利回りは5%になります。利回りはあくまでも、その時点の株価に対する配当金の“予想”の割合なので、決算内容によっては変動する可能性があるので注意しましょう。
- 配当性向:企業の当期純利益のうち、何パーセントを配当金の支払いに充てるかを示す指標。株主にどれだけ利益を還元しているかを判断することができます。
配当金が多い企業は株主にとってお得に見えますが、安定的に配当を出し続けているのか、それとも一時的な高配当なのか、といったことも確認が必要です。
また高配当な企業が良い企業に見えることは否定できませんが、配当を出さない分、企業を成長させるための投資資金として使っていたり貯めていたりする企業もあります。
そういった企業は業績次第では株価が大きく値上がりする可能性を秘めており、一概に配当がない企業=投資魅力のない企業ではないので、決算資料などで企業の経営状況などを確認したうえで、銘柄を選択するようにしましょう。
まとめ
どんな投資でもリスクをできるだけ抑えるには、分散をした方がよいと言われます。
何を分散させるかというと、資産・地域・時間です。
資産分散とは、自分の保有資産を株式のみでなく、債券やゴールド、円やドルなど、さまざまな資産に分散して持っておいた方がリスクが低くなるということ。
地域分散とは、どんな資産にしても、一か所に集中するのではなく、さまざまな場所に分散させよということ。株式では、一社に集中するのではなく、さまざまな会社に分散した方がいいし、国も日本だけでなく、アメリカ・フランスなどの先進国、メキシコなどの新興国などにも分散させた方がリスクが低くなるということ。
時間分散とは、資産を購入する際には一度に大量に購入するよりも、時間をずらして少量ずつ購入することでリスクを低くできるということ。
そして、長い目で資産を増やすなら、「長期・積立・分散投資」がよいと言われます。
特に株式投資の場合は、債券などと比べてリスクは高めです。短絡的に動くよりも、長期的な視点で、今後の成長や将来性に期待し、応援したいと思える企業について、日ごろから関心を持つことが大切ですね。
また、リスクを軽減するため、投資先は一社に集中するのではなく、複数の会社や業界などに分散させたり、一度に多額の資金を投資せず、購入タイミングを分けたりして、少額から投資していきましょう。
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