こんにちは、たにしんです。
働きだして10年も経つと、リーダーとはどうあるべきか、とか考えてしまいます。
自分が小さな現場のリーダーになることもありますし、年数が若い頃よりもリーダーとの距離が近くなったことも影響しています。
自分がリーダーのときは、どう動けばリーダーとしての役割を果たせるか考えますし、全体を動かすリーダーについて、「それでいいのか?」と疑問に思うことも増えました。
リーダーに対して、疑問に思うことはその都度聞くことがオススメです。
なぜ、そのような結論に至ったのか?今の仕事がいったいどういうことにつながるのか?
そういった疑問はどんどん聞いていきましょう。
リーダーを担う人は、基本的に上司になることが多いと思いますが、遠慮せずにどんどん聞くことで、自分の質問スキルも上がります。
そして、疑問をぶつけることで、しっかりとリーダーとコミュニケーションをとって、自分の戦術理解度を上げていきましょう。
もし、疑問をぶつけて、自分が理解できるように説明をしてくれないとしたら、リーダーは要注意かもしれません。
なぜなら、リーダーが疑問をぶつけられて答えないことのメリットがあまりないからです。
もしかしたら、深い思慮の上で、何かしら答えないメリットがあるのかもしれませんが、そんなことは滅多にありません。
多くの場合は、投げかけられた疑問に対して、自分でも答えを出せておらず、「答えない」のではなく、「答えられない」だけ。
そんな状態であるのに、あたかも深い思慮の元「答えない」のだといったフリをするリーダーは本当に要注意だと思います。
そういうリーダーの返答でよくあるのは、「お前に考える余地を与えているのだ。自分で考えてみろ。」とか言ったりします。
そして、そういう発言をするリーダーに限って「とにかくがんばれ!それがお前のためだ!」とか言ったりします。
そんな発言はあまり真に受けなくていいと思います。
リーダーに楯突いてもいいことはあまりないので、そのリーダーはそういう人なのだと理解して、うまく仕事を前に進める方法を考えるのが生産的でいいです。
本来のリーダーの役割とは、必要なことを判断して、決定することです。そして、適切な戦略を立てること。
がんばることは人生において大事ではあるが、「最後のひとふんばり」をひたすら要求するだけのリーダーは能がない。リーダーの仕事は、効果的にがんばれるような状況を作り出すことであり、努力する価値のある戦略を立てることである。」
良い戦略、悪い戦略.リチャード P.ルメルト
この言葉はまさにその通りだと思いました。
リーダーのために大勢がいるわけではなく、大勢のためにリーダーがいる。
それを勘違いすることなく、仕事に励んでいきましょう。
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